かなりどうでもいい話

自分の意思決定プロセスが「何をしたいか」ではなく、「何をしたくないか」という所謂消去法に近い方法で行っているので、就職活動のようなものが苦手だ。「志望動機はなんですか?」と聞かれても、特に嫌な理由がなかったからです、といったところである。熱っぽく無理やり志望動機を語れなくもないが、そこまでして就職したいか、と言われればそうでもないので、素直に答えることにしている(いや、あんま就活してないけど)。

しかも「何をしたくないか」というのもあまり厳密に決めているわけでもないので、余計にボヤっとしている。「なんかこの人とは仕事したくないなあ」と思えば断るし、たまたま時期的に忙しくても断る。厳密には決めてないと言ったが、「君の成長のためになるから」とか言われたら即刻断る(大抵が無料働きさせられるし)。

まあ、どのみちはっきりと「私はこれをしたい!」と叫べる人間も、その理屈は生きてきた中で聞いたもの、見たものなどを時には組み合わせ、時にはそのままなんだかしらの形で用いているだけだ。真の意味でオリジナルなものは存在しない(厳密に言えば、あなたのその思考している言葉そのものが誰かから受け継がれたものだ)。そうやって積み上げてきたイメージから発する「私はこれをしたい!」はそのイメージから外れていると、後々やっかいになることが多い。その分、私なんぞはじめから何も期待していないから、払いがよければ駄々をこねることもなく仕事をする。

で、結局何が言いたかったかというと、仕事を下さい、ということである。